4月のお手入れ


香りよく色鮮やかに咲く秋バラの季節です。四季咲きのバラは見頃をむかえます。

水やり 土が乾いていたらたっぷりと与えます。定期的に水やりするのではなく、土の乾き具合との相談で行います。

※なるべく水やりは午前中が良いでしょう。
水やり時に、土がはねて葉に付くと病気を引き起こす原因になります。株元に静かに与えましょう。
肥料 3〜11月の間は月に1回肥料を施します。エネルギーがなければバラは花を咲かせることができません。じわじわ効く緩効性の肥料を選びましょう。

※バラの肥料の基本は花が咲いていないときにあげること。肥料をあげようとしたとき、蕾に色が付いていたり、花が咲いている時は、全体の花が咲き終えてから肥料を施してください。
消毒 3〜11月の葉が出ている間は消毒を行います。葉の表と裏、枝、土の上に7〜10日の間隔で薬剤を散布しましょう。
殺虫剤、殺菌剤の両方をもちいて、虫と病気がつかないように前もって予防を行うことが大切です。薬剤を散布して病気や虫がつきにくい株を作ることが大切です。

※日中の日差しの強い時間帯、風の強い時を避けて散布します。

10月のバラにつきやすい虫

アブラムシ・・・新芽から養分を吸収し、芽が萎縮し生長が損なわれます。対策としてはアブラムシにきく殺虫剤を散布します。

チュウレンジバチ・・・体長1cmに満たないお腹が黄色のハチ。バラの柔らかい茎に産卵します。卵がかえると幼虫が葉を食害します。見つけ次第捕殺します。

ハダニ・・・葉がかさかさしていたら要注意。葉の裏側には小さなハダニが葉の養分を吸収しています。葉の裏側に水をかけて吹き飛ばし、ハダニに効く殺虫剤を散布します。

スリップス・・・花の中にいる細かくて小さい黒い虫。薬剤をまいて対処します。

10月のバラに出やすい病気

黒点病・・・葉に黒褐色の大小の斑点が現れ、そのうちに葉全体が黄色く変化し落葉します。見つけ次第葉を取ります。その後殺菌剤を散布しましょう。

うどんこ病・・・昼夜の気温差が大きいと出やすい病気。葉の表・裏、花首あたりに白い粉がかかったようになります。見つけ次第葉をとるか、切り落とすかして、殺菌剤を散布します。うどんこ病の専門薬も市販されています。


咲きがら処理 花が咲いた後、そのままにしておくと実をつけてしまいます。実をつけると、次の花が咲きにくくなります。花が終わった後は必ず咲きがら処理をしましょう。

バラの葉は花に近いところから3枚、5枚、7枚の順で付いています。咲きがらを切るときは5枚葉を探します。「5枚葉の1cmくらい上」ここが咲きがらを切る位置になります。