日照 |
バラは日当たりの良い場所で育てます。一日中、日光が当たるところがあればよいのですが、1日に4時間以上は当たるところで育ててください。 |
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土 |
バラが一番好むのは水はけ・通気性が良く、水分・養分を蓄えてくれる弱酸性の土です。これに適しているのは赤土または赤玉土と牛糞堆肥の組み合わせです。牛糞堆肥は乾燥または完熟タイプのものを使います。 |
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植え方 |
地植えの場合
基本的にはお庭の土で十分ですが、黒土・砂地の場合はバラの周囲だけでも赤土に変えた方が良いでしょう。
- 植える位置を決めます。
- 土を50〜60センチ掘ります。
- 牛糞堆肥を5リットルくらい(バケツに一杯くらい)入れ、根に直接触れないように土を少し戻します。
- 鉢から苗木を抜き、根鉢を崩さないように置きます。
- 残りの空間に土を戻し、安定させます。
- 最後に、たっぷりと水を与えます。
※ 接ぎ口が土の中に埋まらないように注意してください。
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鉢植えの場合
鉢植えの場合、赤玉土(小粒または中粒)6に牛糞堆肥4を混ぜたものを使います。
鉢は8号〜10号の素焼きの深鉢をおすすめしています。
- 鉢に赤玉と牛糞を混ぜた土を少し入れます。
- 苗木を鉢から抜いて、根鉢を崩さないように鉢に入れます。
- 位置や高さが決まったら残りの空間に土を入れ、安定させます。
- 最後に、たっぷりと水を与えます。
※ 接ぎ口が土の中に埋まらないように注意してください。 |
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水 |
バラは水を好みます。しかし、水の与えすぎもいけません。水を与えるタイミングは土の表面を見て決めます。表面が乾いていたらたっぷりと与えます。地植えのものはバケツに一杯、鉢植えのものは鉢底から出てくるまで与えます。
バラが休眠している冬も水は必要です。土が乾いていたら、午前中に与えてください。 |
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肥料 |
バラが活動している3月から11月の間、月に1回肥料を与えます。目安は月に一回ですが、花が咲いている時にはあげられないので、咲き終わって咲きがら処理をしたら与えるようにしましょう。
肥料の主な成分はチッソ・リン酸・カリ。チッソは葉、リン酸は花、カリは根の成長に効果がありますので、バランスよく配合されているものを選びましょう。 |
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消毒 |
バラが活動している3月から11月の間、7日〜10日に1回消毒をします。一般的に販売されている薬剤の効力は1週間くらいでなくなりますので、効率よく病気・害虫を予防するには7日〜10日に1回消毒をしてバラの株を常にコーティングした状態にします。葉の表・裏、土の表面にかけますが、花にかかると変色の原因になりますので、注意してください。
薬には、病気を予防する殺菌剤、害虫を予防する殺虫剤の二種類あります。病気と害虫を防ぐためには両方使います。初めての方はあらかじめ殺菌と殺虫が一緒になっているタイプのものを使うとより簡単にできます。 |
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咲きがら処理 |
花を楽しんだ後、そのままにしておくと実が付いてしまいます。実をつけると養分を消費してしまい、次からの花が咲きにくくなります。四季咲きのバラも年に花後に咲きがら処理をすることによって、よりバラを楽しむことができます。
バラの葉は基本的には、花に近い方から3枚・5枚・7枚の順に付いています。花が終わって切る時は、5枚の葉を目安にします。“花が終わると5枚葉の少し上を切る”これが咲きがら処理です。 |
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