剪定 伸びた枝や細く弱い枝を切り、残した若い枝に養分を集中させて、美しい花を咲かせるための作業です。


 モダンローズの四季咲き大輪(HT)、四季咲き中輪(FL)、ミニバラ(Min)、イングリッシュローズ(Eng)、オールドローズ(Old)は、冬の一番寒い時期の1月下旬〜2月上旬に剪定を行います。


  はじめに・・・
     枯れ枝や細く貧弱な枝を切ります。

  次に・・・
     残った枝を切りつめていきます。
     どれくらい切るかはバラの品種によって異なります。
     

四季咲き大輪(HT) 1/2〜2/3を切り1/2〜1/3を残す。
四季咲き中輪(FL) 1/3を切り2/3を残す。
ミニバラ(Min) 1/3を切り、2/3を残す。
イングリッシュローズ(Eng) 1/3を切り、2/3を残す。
オールドローズ(Old) 1/3を切り、2/3を残す。

※このとき株全体の高さがそろうようにしましょう。


 冬の剪定では葉のない状態で切ることになりますが、枝を切るときの目印はありますので安心してください。枝には棘と芽が残っています。芽を目印にして5〜8mm上を切ります。切り口は芽の向きと平行になるようにしましょう。


つるバラの剪定

他のバラとは異なり、つるバラの剪定は1月に行います。

  はじめに・・・
    
枯れ枝や細く貧弱な枝を切ります。

  次に・・・
     枝先を少し切ります。この時も芽を目印にして芽の5〜8mm上を切ります。

 またつるバラは1月に誘引することができます。一年間で伸びた枝、一度縛っていた枝をほどき、縛りなおしをします。つるバラは枝を横にすることで花芽を多く持つ性質がありますので、この時期にしっかりと縛りましょう。